なぜNoBUは、コベヨガ創業時にホットヨガではなく常温ヨガを採用したのか?

会社勤めだった僕は37歳後半ヨガに出会い夢中になった。当時、地元神戸には小さなヨガの教室というものは多く存在したが、世界スタンダードのヨガスタジオというものはなかった。そのため遠くて通うのはかなりの労力を要したが4年間ずっと大阪の常温ヨガスタジオに通い続け、その間も世界中に出かけて色々なヨガTTを受けてきた。なぜそんな遠くに通うの?とよく聞かれたものだが、なぜならば、それまでもビジネスやプライベートで散々世界中を巡ってきてたので、日本国内特有の閉鎖的な体質のヨガ環境は肌に合わなかった。それが最大の理由だった。

それまでの人生はヨガで大激変した。こんな素晴らしいものが世の中にあるなんて・・・この素晴らしさを多くの人に伝えながら生涯暮らせたら最高だなぁ・・・やればやるほどその思いが強まっていった。そして居ても立っても居られなくてとうとう周囲の猛反対を押し切り、ヨガに出会って5年目の2008年5月、会社を辞めてコベヨガを創業した。

創業にあたって様々な調査をした僕には、2つのヨガスタジオ設立の道があった。一つは常温ヨガスタジオ。ずっと世界中回りながらやってきたスタイルだから一番やりたいスタイル。もう一つはホットヨガスタジオ。単純に集客と利益だけを考えるならホットヨガスタジオ設立が一番簡単でやりやすかった。苦労少なく手軽に汗をかけるので集客が圧倒的に簡単だ。

けれど集客と利益を最優先にするという本質から外れたことを生涯の仕事にしては、後から後悔するのは目に見えていた・・・しかし独立してお客様来ていただけなかったら倒産して家族丸ごと路頭にさまようかもしれない・・・カッコつけてる場合じゃないから集客が簡単な方がいいかなぁ・・・こんな感じで大いに迷った時期もあった。

そして今9年が経つが、膨大な人数のスタジオメンバーさまの健康な姿を見るにつれ、常温ヨガを選択して大正解だったとつくづく思ってる。安易な道を選んだなら僕はここまで続けることができなかった・・・なぜならその安易な道ではお客さまの心身に本当に効果の高いヨガをお伝えすることができないからうれしくないし、その運動内容は身体を司る真理の法則にも現代科学の観点から見た運動力学の法則にも合致していない・・・これはどう考えても本物のヨガとは言えない・・・。

酸欠状態にならない常温環境下でヨガをすると、汗をかくのにしばらく時間がかかったりする。当然労力が必要だ。しかしその汗は筋肉自体が本当の力を発揮して熱を生み出すことによってこそかける汗だから、これこそが本物の汗であり本物のヨガの動きだと言える。当然、息が上がったりしないから多様なヨガのポーズにも取り組めて、ますますヨガを深めることもできて心身も柔軟性と強靭性を増していき大きな健康を手にすることができる。常温環境は高齢者にも負担が少ないから長く続けることができる。80歳でも90歳でもヨガを長く継続している人たちは驚くべき元気良さを抱いてる!

何事においても本物を伝えようとすると、並大抵ではない努力がいる。こういうことをしてると世間からは、アイツは流行に乗れない、遠回りで要領の悪いバカだと言われたりもする。僕の人生はそういう意味では最悪に要領が悪い、KY人生かもしれない。

けど、せっかくこの世に生まれてきたんだ。真理に沿ってないものを本物ですとオススメして生きるなんてことは僕にはできない。要領悪くても絶対的な真実だけを伝えて生涯を全うしたい。そうでないとヨガの世界に入った意味がない。

生きるというのは大変でもあり素晴らしくもあるなぁ・・・。