ヨガは大木の幹 短期は枝葉末節


「枝葉末節のものほど、非常に移り変わりが激しいから影響力が大きく見えるが、それはまことに陰であり響であって空しいものだ。すぐに消えてしまう。本質的なるものの影響は影響ではなくって、それはもう骨髄に入る。ものになる。身になる。身につく。これは影響ではなくって感化という。」
<<安岡正篤>>

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最新の健康メソッドや痩身美容法など、世間では、短期に結果を出す、というものが流行していますが、その多くは終了後に、リバウンドした、元に戻ってしまった、というようなことをよく耳にしたり見かけたりします。

我々の心身は固定化せずに刻々と変化し続けます。短期間でカッコいい肉体美を獲得したとか15kg痩せたとか、一時期何らかの結果を出してもそれはすぐに変化していくのです。この事実をハッキリと認識できれば、短期で結果を出すことを知っているだけでは、永遠に変化し続ける自分に適切に対応していくことができないということに気づきます。

ヨガは自己と向き合い、自己と対話をしながら行うため、最初は分からなくても、コツコツ地道に継続してくる中で身体の諸機能が活性化されてくると、自分の身体の内部からの声(感覚)がよく理解できるようになってきます。すると徐々に、今日はアクティブに、今日は休もう、今日は歩くだけに、今日は15分だけヨガをしようなどと、日々自分の状態に合わせて適切に対処していけるようになってきます。

我々の人生には、こういった変化し続ける自分の身体の声を聞きながら、時々自由自在に対処していく術を身につけることこそが本当に大切です。人生後半にはその変化が大きくなりますから益々その重要性は高まります。

大木で例えれば、ヨガは大木の幹、短期で結果を出すものは大木の枝葉末節、と表現できるかもしれません。人生にどちらが大切かということは明らかかと思います。