筋トレだけでは総合バランスが欠けている


以下、筋トレ大好きだが何か物足りなさを感じる、肉体の強靭性だけでなく柔軟性をもっと高めたい、心と身体のバランス力を高めたいという方向けのお話です。

ヨガ指導を長いことやってるからよくわかるのですが、筋トレだけでは、いくら美しい肉体美を抱いていても、総合バランスが欠けている方をよく見かけます。特にマッチョな身体の男性に多いです。昔は僕もその一人だったからすごくわかるのです。

総合バランスとは、強靭性と柔軟性を組み合わせた身体バランス力のことです。両方ともが偏りなく高度にバランスが取れれば身体総合バランス能力が高いのですが、多くの方は筋トレに比重がかかりすぎて、柔軟性が決定的に欠けてる人が多いのです。

最近流行りの最新メソッドや各種トレーニング本などを見てると、筋バランスを整えるために筋トレと並行してのストレッチをよく推奨しています。それ自体は素晴らしいことですが、それを書いてる通りに行なってもまだ総合バランス力を高度に取ることは難しいです。

推奨されているストレッチの多くはヨガのポーズを元にしたものが大半を占めますが、その記述には不足が多く物足りなさを感じます。明らかに、理論理屈が先行して、ヨガをあまり行いもせずヨガや自分の心身のことを深く知らない人、生理解剖学などの理論理屈を自分の身体の奥で実現体得してない人が、ヨガのポーズのことを違うネーミングでただ書いてるにすぎないんだなということを強く感じるのです。偉そうなことは言いたくないのですが、どうしても奥行きが浅すぎるものが多くて寂しい気持ちいっぱいになるのです。

だから思うのです。そんな中途半端なストレッチを行うならヨガそのものをすればいいのになぁと。ヨガの素晴らしさは近年各分野のプロ選手たちが口々にしてますからそれが何よりの証拠です。理論理屈だらけの科学的トレーニングと称されるものを散々やってきた挙句に、ただ一度ヨガをやってみたら驚いてそれから継続するようになったという方がとても多いですから。身近なところではサッカーの長友選手ですが、まさに著書に書いてたことがヨガの素晴らしさそのものなのです。

僕自身は昔ムキムキの肉体美に憧れ、20代の時は太もも片側周囲68cm程度、胸囲100cmなど、とりあえずは無我夢中になって鍛えてました。しかし身の丈にあってなかったのは確かで、何をするにも鈍重で行動に素早さがないし、何より柔軟性がまったくありませんでした。油断すると筋肉はすぐに減るし、維持も大変でした。

20~30代は、ジムでのマシントレをベースに、剣道、柔道、空手、トライアスロン、ウルトラマラソン、サイクリング、気功などあらゆることをやってきました。そうして37歳の時に始めてヨガを行なった瞬間、一体これはなんだ、すごいぞ!、となり、それまで年寄りだけがするストレッチだと見くびってた自分が恥ずかしくなりました。長友選手がヨガに大きく感動したことを書いてますが、まさに自分もその通りだったのです。

ヨガには、筋トレ、ストレッチ、コアトレ、腕立て伏せ、スクワットなど重要な運動要素は大昔からバランスよく含まれています。ずっと継続すると、強くて、柔らかくなります。これは単に身体だけではなく心(思考)もです。

筋トレバリバリやっててすごい肉体美を抱いてる人よりも、ヨガを長期継続している普通の高齢女性の方が圧倒的に高度な心身バランス力を保ってるということは多々あります。僕は15年間世界中で多くのヨギーを見てきて幾度も衝撃を受けてきましたからね・・・(^^;;

筋トレ大好きな方で何か物足りなさを感じてる方には、理屈理論を先行させたり流行本を読むのはやめて、筋トレと並行して、ヨガ(常温ヨガ)をしばらく継続してみることをオススメします!